皆さん、こんにちは!Suzunoです^^
日本語教師になりたい方向けの相談レッスンをしていると、相談者の方からこんな質問をいただくことがあります。
私は主にオンラインで日本語を教えていますが、生徒さんからは毎日のように頭を悩ませる質問が飛んできます。
特にこれからレッスンを始める方は、「自分がしっかり質問に答えられるのか」、「対応できるのか」など心配が山積みですよね。
今回は質問された時に役立つ、チェックしておきたいおすすめ日本語教材をご紹介します!
用意しておくと、強い味方になる本ばかりですので、ぜひ気になる教材はチェックしてみてくださいね◎
日本語教師が悩む難しい質問とは?
レッスンを受講してくれる生徒さんは、基本的に勉強熱心な方ばかり!
そのため、レッスン中は日本語ネイティブが考えたことのないような、説明が難しい質問を投げかけられ、頭を悩ませることが日常茶飯事です。
- 『〜ようだ』と『〜みたいだ』は何が違いますか?
- 『行くなら』と『行くのなら』は同じですか?
- 『最終回』と『最終話』の違いは?
- オノマトペの『コロコロ』と『ゴロゴロ』の違いは?
- 『空は青い』と『空が青い』の違いはなんですか?”は”と”が”の違いがわかりません。
今回挙げた質問は実際に生徒さんから頂いた質問です!
どうですか??突然質問されると悩んでしまうものばかりですよね。
そのため、日本語教師は日頃の勉強が欠かせません!
でも、どんなに勉強しても答えるのが難しい質問は必ず登場します。
もちろんネットで調べて回答することも可能ですが、間違った情報も多いため、自身の武器として役立つ本を何冊か用意しておくと安心です◎
こんな方には、日本語教育能力検定試験の勉強や受験をおすすめします*
詳しくは以下の記事を参考にしてください!
質問が来た際に役立つ日本語教材
今回は私が実際に使っている5冊の教材をご紹介します*
どれもレッスンに欠かせない教材ばかりです!
イメージでわかる!日本語の助詞
こちらは2022年12月に発売された日本語の助詞に関する教材です!
こんな質問が登場した際に役立ちます*
教材はイラスト付きでとても分かりやすい構成。
解説部分は英語や中国語などでも説明されているので、生徒さんと一緒に意味を確認する際にも便利です*
アスク出版HPから
本の詳細は
初級日本語文法と教え方のポイント
こちらは文法の微妙なニュアンスを尋ねられた際に、力になってくれる本です!
日本語ネイティブは感覚で使い分けを行っているため、このような質問に焦ってしまう方も多いのでは??
そんな時にこの教材の出番です*
この教材は文法書ですが、その中に”学習者の質問例”や”誤用例”、さらに”教え方のポイント”などが全て記載されている優れものです!
レッスン前に該当の文法ページを読んでおくと、生徒の質問をある程度推測できるので、落ち着いて授業に臨むことができます。
中級編は上級文法に対する質問もしっかりカバー!!
詳しくはスリーエーネットワークHPも確認してください*
外国人が日本語教師によくする100の質問
この本は日本語教師の勉強にも役立つ質問集です!
このような質問の答えが丁寧に解説されています!
本自体はとてもコンパクトで持ち歩きしやすいサイズのため、隙間時間に少しずつ読んでいくのもおすすめです*
初級を教える人のための日本語文法ハンドブック
こちらは教材研究などに役立つ文法書です!
こんな質問をされた際、日本語文法ハンドブックで解決できます!
図解も掲載され、より詳しく日本語文法を学びたい方におすすめです!
私はいつも他の教材で分からない部分があった際、こちらの教材で要点を確認しています。
大事な部分が1ページ目にまとめられているのも嬉しいポイント!
中上級編もあるので、詳しくは出版社の公式HPをご確認ください*
日本語教育よくわかる語彙
こちらはオノマトペについて知りたい方におすすめの1冊*
こんな生徒さんの疑問に応えることができます!
オノマトペは上級の日本語学習者でも、苦手と感じている方が多いのが現状です。
そのため、オノマトペのルールを教えてあげると、目から鱗と皆さんに喜んでいただけます*
章の終わりには確認問題もついているので、定着度チェックができます。
日本語教育能力検定試験の対策本としてもおすすめです!
詳細は
もしその場で質問に答えられない際には?
生徒さんから質問を受け、その場ですぐに答えられない質問の場合、どうしようか焦ってしまう方も多いかもしれません。
しかし、そんな時は落ち着いて以下のように対応しましょう。
① まずは質問を褒める
予想外の質問が飛び出し、その場では答えられないと感じた時、まずは質問を褒めましょう。
他にも「私も考えたことがなかったです」「これまででそんな質問を頂いたのは初めてでした!」など、
相手の質問を褒めつつ、素直に受け入れる自分なりの声がけを用意しておくとスムーズです。
② 宿題にさせてと断りを入れる
その後、「宿題にさせて」と一言断りの声がけをしましょう。
私はいつもこのように声がけをしています。
基本的にこの流れで生徒さんは納得してくれるので、焦る心配はありません。
レッスン後、教材などでしっかりとリサーチし、質問に答えてあげれば大丈夫です◎
ぜひこれからレッスンを行う方は参考にしてくださいね!
日本語の質問に備える!おすすめ教材 まとめ
今回は生徒に質問された時に役立つ、おすすめの日本語教材をご紹介しました!
事前に教材を準備しておくことは、自分の自信にもつながります*
ぜひ生徒さんの質問に不安を感じている方は、教材をチェックすることから始めてみてください。
日本語教育に関する知識が全くない!という方は、日本語教育能力検定試験の勉強をおすすめします!
オンラインプラットフォームのCafetalkでは、相談レッスンを開催中です。
日本語教師について気になることや質問がありましたら、ぜひご連絡お待ちしております*
それでは勉強がんばりましょう〜!