みなさんこんにちは!すずのです^^
突然ですが私は独学でTOPIK(韓国語能力試験)の最上級である6級に合格したのですが、中級の4級レベルの時に一番悩んだのが聞き取り(듣기)でした。
中級レベルの文章は普通に読めるし、少し難しい文章も読めるようになってきているのに
聞き取りがまるでできず初めて受験したTOPIKの聞き取りは40点…..
このように悩んでいた中級の時にある本を使って勉強したところTOPIKの聞き取りの点数が半年で20点以上UPしたんです!!!!!!
その証拠がこちら↓

2017年4月から10月の試験で聞き取りの点数が22点上がりました!!!!^^
今回は韓国語の聞き取りの力をアップさせるおすすめの教材と勉強法をご紹介していきます*
韓国語の聞き取りの強化におすすめの教材はこれ!
私が韓国語の聞き取りに悩んでるみなさんに全力でおすすめするのはこちら!
この本はミレ韓国語学院院長である前田真彦先生の著書たち。
前田先生と言えば、「4色ボールペンディクテーション」や「音読」をすごく推奨する先生なので有名なので知っている方も多いですよね?
私は最初に4色ボールペンディクテーションとか音読と聞いて
めんどくさそうでやだな〜(._.)
というのが正直の感想でした 笑
そんな私でしたが、当時の私に今言えることは1つ。
聞き取りに悩んでいたら、4色ディクテーションと音読をひたすら黙ってやりなさい!!!!!!
これを声を大にして言いたい。
ここまで気持ちが変わるほどこの勉強法は効果的でした。
正直、何回も聞いて音読してを繰り返す勉強法なので根気がいりますが、
本気で聞き取りの点数を上げたい!と考えている方はこの本での学習をおすすめします。
ではこの本の特徴について見ていきましょう!*
2022年11月に改訂版発売
韓国語の実力をアップさせる「前田式」勉強法とは??
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私が紹介したこの本は「前田式」の5つのメゾットで勉強していく教材です。
前田式とは何か?というと
◎音声を聴きながら
- 4色ボールペン・ディクテーション
- シャドーイング
- 音読
- スラッシュリーディング
- クイックレスポンス
上記の内容をひたすら繰り返しながら行う勉強法です。
この勉強法は前田先生が日本語母語話者に焦点を合わせた1番効果的な学習法であると推奨しています。
なので先生の著書はこの方式での勉強を推奨してくる本が多めです*
先生自身が長く中級レベルを抜け出せなかったという経験を持っており、その経験と日々の教室での授業から考え出されたこの学習法。
この5つのメゾットの習慣化が韓国語の上達に近づくとされています^^
では1つひとつ詳しく見ていきましょう!
4色ボールペン・ディクテーション
4色ボールペンディクテーションは同じ文章を4回聞いて毎回パダスギ(書き取り)をします。その時に聞く回数ごとに色を変えて書き足していくのがポイント。結果的に4色のペンを使って行います。
この作業を行うことで書き取りした文章を確認する時に、
- 何回めで聞き取れた単語なのか
- 自分の聞き取りの弱い部分
この2つを視覚化することができます。
聞き取りでスランプになる人は私も含め何がわからないのか目に見えないため、どうやって勉強していいかわからない…….と考えている人が多いと思います。
わからない部分が理解できていないと勉強したくても次に進めませんよね??
4色ボールペンディクテーションをした後のノートは
- 意味も分かり書き取りもしっかりできている
- 意味はわかったが単語が書けなかった
- 音だけ聞き取れたが理解はできなかった
- 全く聞き取れなかった(空白)
この4つが明確化できるので、自分のつまずきポイントを見つける聞き取りの勉強法として本当におすすめです。
聞く力だけでなく、書き取る力、集中力も自然についてきます。
当時、4色ボールペンディクテーションをひたすらしていた私のノートはこんな感じ。

聞き取れた情報をなんでもいいので書き込んでいくのですが、これがすごく難しいのです…..
シャドーイング
4色ボールペンディクテーションの次はシャドーイングを行います。
シャドーイングは聞こえてきた音声のすぐ後をついて声をかぶせるように読むこと。
先生はこれを1回でも多く繰り返し行うことを推奨しています。
文字を見ながらのシャドーイングに慣れてきたら
文字を見ずにシャドーイング→日本語訳を見ながら
このようにいろんな変化をつけながら繰り返しやっていくのがポイントです!!
スラッシュ・リーディング
シャドーイングを十分に行なった後はスラッシュ・リーディング。
スラッシュリーディングとは「意味のカタマリで一気に読む読み方」のこと。
これができるようになると意味のカタマリを頭の中に保持して、そして正しい発音で再現するという聞き取りの力に必要な基礎力がついてきます。
クイック・レスポンス
スラッシュリーディングを行なった後はクイックレスポンスです。
クイックレスポンスとは「早く反応すること」です。
つまり、「単語を聞いて即座にその意味を答えること」を練習します!
この本では韓国語→日本語、日本語→韓国語の双方でクイックレスポンスを行えるようにCD音声がついています。
韓国語で読み上げたら瞬時にその日本語訳を答える。日本語の場合はその韓国語を答えるというより確実に単語を習得できる方法です!
音読
最後はいよいよ音読!!!
ここまで長い過程を踏んでやっと音読になるのですが、私がこの教材で勉強していて驚いたことの1つが音読です。
勉強方法のおすすめとしてよく音読が挙げられますが、私は音読が本当に嫌いでした 笑
そう思っている方いませんか????笑
しかし、この本での音読はディクテーション→シャドーイング→スラッシュリーディング→クイックレスポンスの過程を踏んだ後に行うので
すごくスラスラできる!!!!!なにこれ!??
と、当時の私は衝撃を受けました*
今までにないぐらいスラスラと流暢に音読できた衝撃と楽しさにすごくワクワクする不思議な経験で音読って楽しいんだなと思えたのはこの本に出会ってからです◎
みなさんにもぜひ経験してほしい。。。
さて、今まで見てきた5つのメゾットが「前田式」の勉強法です。
それでは最後に気になるこの本の構成を見ていきます。
「前田式」韓国語パワーアップドリル 本の構成と進め方
「前田式」韓国語パワーアップドリルの構成は全41単元(41DAY)となっています。
中の構成はこんな感じ。


1つの単元はこのように構成されていて
正解、解説、後はシャドーイングなどの回数を記録していくボックスがついています^^
スクリプトの内容も地下鉄、デパートの放送案内、健康、天気、ニュースなど身近なものをテーマにしているのでTOPIKの対策にもなりますね*
私は本に直接書き込むのがあまり好きではないので回数以外はノートを使って勉強していました。
勉強していた当時のノートがこちら!勉強していた私なりのポイントを少し解説します。

- 最初に4色ボールペンシャドーイングをするのですが、聞こえてきたものはなんでもいいから書き込みます!日本語でもハングルでもいいので!自分がなにが分かってなにがわからないのかを知るためにも、とりあえず書き込みましょう!
- 答えをノートに写す。私は大きく書いた方が目に入るので太めのペンでノートに答えを書き写してました。そして、解説に載っている間違いやすいポイントや知らない単語などなんでも記入していきます。スラッシュリーディングの際にはスラッシュも記入。
- 蛍光ペンが引いてある場所は、自分が全く聞き取れなかった部分です。
この部分を一目でわかるようにすることで特に注意しながら勉強を進めることができます。 - 特に注意したいことや今回の学習で押さえておきたいことを記入します。
こんな感じでノート作りをすると勉強しやすく、見直しもしやすいですよ!
ぜひ参考にしてください**
ちなみに↑この教材での勉強を終えたらこちらもおすすめです!!!^^
韓国語の聞き取りを強化するおすすめ教材 まとめ
今回紹介したのはこちらの本。
2022年11月には改訂版が登場しています!
中級レベルの方には全力でおすすめしたい1冊です!
韓国語の聞き取りにスランプ気味の方!ぜひ1度この本を試して見てくださいね^^
聞き取りが楽しくなること間違いなしです♪
他にも日頃から耳鳴らしのためにラジオを活用するのも効果的です*
こちらの記事も参考にどうぞ!
